カビの色いろいろ
代表的な『黒』
●アスペルギルス(コウジカビ)
日本で身近なところにごく普通にみられるカビです。環境中に広く存在することから、毎日知らず知らずのうちに吸入しています。
このうち一部のものが、麹として味噌や醤油、日本酒を作るために利用される一方、コウジカビの仲間には人に感染して病気を起こしたり、食品に生えてカビ毒を産生するものがあります。
『黒〜緑』
●クラドスポリウム(和名:くろかわかび)
元々は土壌のカビですが、それが空気中に飛散するのでごく普通にみられるカビです。住居内外だけでなく食品や衣類などあらゆる所に発生します。
『黒〜こげ茶色』
●アルテルナリア(和名:すすかび)
湿度の高いところを好むので、風呂、台所、エアコン内部などに発生します。アレルギーの原因にもなります。
『青〜緑』
●ペニシリウム(アオカビ)
ごく普通にみられるカビです。常に空中に胞子が飛散していますので、パンや餅、みかんなどに青や水色または白や緑色といったカビを発生させます。
『赤』
●フザリウム属
土壌中や人間の住環境中など広く存在します。農作物の病原菌(アカカビ病)になります。食品類にも寄生して食中毒の原因にもなることがあります。畳、壁、風呂、台所などにも発生します。
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